今回はWCS2010、いわゆるGSルールについての考察です。
まだ始まってすらもないので自分の考えをつらつら並べただけですが。

今回最大の変更と言えば、オフ会でよく禁止されている「禁止伝説級の使用可能」という事でしょう。ただパーティに2体までしか入れることができない。というルールもついていますが。

また50フラットルールが採用されますね。
これによりバンギ等のレベルが51以上進化する者や、レベル51以上で習得できる技も視野に入れなければならなくなりますね。

これにより今までの環境はリセットされて、全員がまた新しく考えなければならないようになりましたね。これも主催側の思惑通りなのでしょうか。

その中でも今回はこのルールで使える禁止伝説級についてピックアップしてみました。


ミュウツー

特攻素早さ共に高く、また攻撃幅も広く「じばく」までできてしまうとにかく出てこられるとウザいポケモンである。

ただこちらも禁止伝説級は使えるので耐久性の高い禁止伝説級を押すのには苦労しそうなポケモンではある。持ち物を「いのちのたま」にすれば落とせる射程範囲を広げる事ができるかもしれない。主にコンボを組み込まないスタンダードでの活躍が期待されそう。

攻撃技は タイプ一致の「サイコキネシス」といいたいところだが、ダブルバトルにおいてエスパーが等倍で入る事が少ないため、思い切ってこの技を付けない選択肢もある。あとの技はディアルガを押せる「はどうだん」やメタグロスを焼ける「だいもんじ」、カイオーガの雨を逆手に取り「かみなり」等も候補にあがる。

なんにせよ各種特殊攻撃を覚えることができるのが最大の強みで、パーティにあわせて攻撃技のチョイスが可能である。個人的には「じばく」を警戒させて守らせ
、その隙に「めいそう」を1回でも積めれば止まらなさそうなポケモンだなぁと考えている。

逆に「でんじは」等の状態異常を食らってしまうと途端に使えなくなりそうなので前記で持ち物は「いのちのたま」と書いたが、「ラムのみ」の方が安定しそうである。これは先発で出すならなおさら。

また「こだわりスカーフ」で「しんぴのまもり」を先手で貼ったり、「トリック」で相手の行動を制限したりするのもありだが、スカーフ型は環境がある程度定まってから出てきそうな予感である。


ホウオウ

飛行タイプで地面が効かず、固有技「せいなるほのお」で50%の確立で火傷にして物理ポケを壊滅させたりすることができるのが強み。個人的にはメタの位置に属するポケモンと考えている。

攻撃面はホウオウは飛行のくせに「かみなり」が打てたりと特殊のバリエーションも広い。ただ種族値面は攻撃が秀でており、「せいなるほのお」も物理なので物理型で使っていくことになりそう。

一番最初に考えたホウオウは「こだわりスカーフ」型だった。
なんといっても「せいなるほのお」の火傷確立の高さが最大の魅力で、打つ機会も多くしていきたい。ならいっそ拘って、先手で打てるようにすれば相手が物理なら火傷で受けるダメージも軽減できる可能性が高いと考えた。

感覚的にはスカーフファイヤーの使い方と思ってもらって差し支えない。
しんぴのまもりも使える点からだけなのだが。

このポケモンはまず弱点が非常に多いことと、いわなだれ等岩技、ダブルで猛威を奮う雨パに滅法弱いのが評価を下げている要因。これらをパーティカバーできればまだまだ戦えるポケモンである。まぁ種族値なんだかんだ言って高いし。


ルギア

飛んでいて地面が効かず、非常に高い耐久力を持つポケモン
攻撃面は禁止伝説級の中でも低い部類だが、そうは言ってもC種族値は90ある(

まずパッと思いつくのは耐久に振ってのサポート型だろう。
このポケモンはまずS種族値が110とダブルバトルにおける基本水準の素早さがあり、この素早さを活かして、「いばる」で横を強化したり、「でんじは」で相手の素早さを奪ったりと、09ルールの「クレセリア」に立ち位置が非常に似ているといえる。またXDからなら「フェザーダンス」等で相手の攻撃力を奪うことも出来る。

このポケモンの固有技「エアロブラスト」を覚えるものの、ダブルバトルで飛行技というのもあまり等倍で入るポケモンが少なく、特攻もそこまで無いのであまり強くないと思われる。

このポケモンは状態変化技を多用するイメージが大きそうなので、ルギアに対して「ちょうはつ」を入れてくるトレーナーは多いと予想される。そこで「こだわりメガネ」での奇襲というのも考えてみたが、ダメージ計算を行ってないのでどこまでの強さがあるかはわからない。やっぱり妄想なのだろうか。


カイオーガ

04時代に猛威を奮ったポケモンとして有名。
高い特攻と自身の特性により、永続雨の効果で威力の上がった水攻撃は脅威の一言にに尽きる。

主に今回も04の時のように雨パの軸の中心としての活躍が期待されている。
ただ今回は「ディアルガ」「パルキア」等の水タイプを半減、さらに氷タイプが等倍で特防も高いポケモンが登場した為、弱体化したと実しやかにささやかれてるポケモンでもある。

特徴はやはり高火力での水攻撃や「あめふらし」による「永続雨」の効果だろう。
これによりターン制限に関係なく「すいすい」の恩恵を受けることができる「ルンパッパ」や「キングドラ」とのシナジーが半端ではない。またかみなりも必中なので「サンダース」や「サンダー」との併用も十分に考えられる。

「サンダース」と組ませた場合、「うそなき」+攻撃による連携が脅威で、このコンボが決まった場合、カイオーガの能力から考えて耐えれるポケモンはそうそういない。(「サンダー」の場合も「きんぞくおん」があるが、こちらは厳選的な意味でレベルが高い)

ただ冒頭で書いたとおり、今回は「ディアルガ」「パルキア」等、カイオーガのメイン攻撃を半減、サブ攻撃でも中々倒れないポケモンが登場している。中でも「ディアルガ」は「トリックルーム」も使える為、雨パ中心のパーティにはメタになりうるポケモンである。

攻撃技はもちろん高威力の「ハイドロポンプ」を筆頭に、持ち物がスカーフなら「しおふき」、対水タイプに「かみなり」、残りは対ドラゴンに「れいとうビーム」等が候補だろう。フラットなら「ぜったいれいど」も使えてしまう。嫌だなあ。

グラードン

高い攻撃力から繰り出される「じしん」、出るだけで永続「晴れ」状態にする特性「ひでり」が特徴のポケモン

個人的には今回のメタでも最も広範囲でメタを張ることができるポケモンと考えている。

ただグラードン単品だと相手を落とせないことがほとんどなので、何かしらのサポートは必須と思われる。

そこで考えたのがいばキーである。グラードンに対していばキーを行えば、まずグラードンの「じしん」で壊滅的ダメージを与えることが可能で、ディアルガを即死させれる可能性が非常に高い。また飛行タイプや特性ふゆうも多いダブルバトルでは汎用性の高い「いわなだれ」で相手を押し込める。「でんじは」と併用すれば尚良い。

特性「ひでり」も魅力の一つ。自動で天候を晴れにした上、効果が永続するという点で炎、草ポケモン及び、特性「ようりょくそ」「フラワーギフト」「リーフガード」が恩恵を受けられる。

04の時は「ダーテング」との組み合わせや「ワタッコ」の組み合わせが多くみられた。特にねこだましや爆破もできる「ダーテング」とのシナジーは強力であり、今大会も見ることになるのだろうか。今回はチェリムで「フラワーギフト」との組み合わせが多そうな予感。攻撃と特防を1.5倍するというグラードンの特殊耐久面を補う能力を持っている為、シナジーは非常に強力。

グラードンの不安要素は特殊耐久面にある。
素早くないので強力なドラゴンの「りゅうせいぐん」を耐える為に特防に相当努力値を割かなければならない。、メガネをもたれると乱数になるほどの耐久力しかないので、高火力特殊でガンガン押されるのには非常に弱い。また今回のルールは天候も変わりやすいので、後だしで雨状態にされ、水攻撃等にも弱いため、雨パとの戦いは立ち回りの腕が問われる。

長いので一旦ここまでで。

長い考察やったことないんで、何かの参考になればいいです。