考察です。ここではシングル、ダブルに分けて個別解説しようかと考えてます。
図鑑順に順番に。感想とか是非是非お願いします。


バタフリー

種族値60-45-50-80-80-70 種族値合計385 むし・ひこう

・総合面

種族値が著しく低く、対戦面でもあまりみかけないポケモンである。
これといった攻撃技も無く、自身の能力の低さがさらに際立ってしまう。
さらにタイプの組み合わせも弱点を互いにカバーすることなく、弱点が多くなってしまっているのも評価を下げる。ただ、特性「ふくがん」を活かした数多くの命中に難のある補助技を使える点での評価は高く、主に攻撃よりも補助技メインに使っていることの方が多くなるだろう。

努力値
素直にCS全振りでも構わない。耐久を少しでもあげたいならHS全振りでもいい。
何にせよ攻撃面に振っても確定数がほぼ変わらないので後者の方がお得かもしれない。性格は「おくびょう」1択だろう。

・シングルにおけるバタフリー

パーティの構築力が重要になるシングルにおいて、このポケモンを中心にパーティを組むのは非常に難しいだろう。バタフリーより種族値的に素早さが劣ってる相手に出していけば活躍の場は見えてくる。

メイン技

むしのさざめき 
虫タイプの主力技。バタフリーの能力の低さでは大抵のポケモンを1発で倒すことはできないだろう。

ギガドレイン  
草タイプの技。 ただ威力が低く、バタフリーが使うとなるとさらにその威力の低さが際立つ。弱点に当てても一発で倒すことが出来ない場面が多い。

サイコキネシス
エスパータイプの技。 技自体の威力はあるものの、特攻の低さがやはり際立つ。
特防一段階ダウンが狙えるので威力をカバーできるが、それだけ連続で打てるだけの耐久力が無い。

・ねむりごな
主に特性「ふくがん」を活かす構築ならこの技が主力技になることが多い。相手より早く打てれば、そのターンは行動不能にできる。

・しびれごな
主に特性「ふくがん」を活かす構築ならこの技が準主力技になることが多いだろう。「ねむりごな」後に相手の交換したくなる心理をついての「しびれごな」は中々刺さることが多い。

・あくむ
相手の耐久型のポケモンにあわせてこの技を撃つ。
奇襲性があり、寝てる相手には固定ダメージと攻撃面の低いバタフリーにはマッチした技だが、使いどころが限定されている為難しいだろう。なるべくなら「ねむりごな」とセットで使いたいが、プラチナに入り「ねむるターン」も減少している為、この技の価値がさらに下がってしまった。なおこの技はXD技の教え技である。


お試し例

むしのさざめき、ねむりごな、しびれごな、あくむ@きあいのタスキ

技のバリエーションの少なさから言って、これが一番バタフリーを活かせる構成だろう。スカーフも想定して「きあいのタスキ」を持たせ、状態変化技を使って相手をかく乱していくことが目的となる。「ねむりごな」でまず動きを封じ、相手のチェンジを想定して「しびれごな」をチラつかせながら、居座るようであれば「あくむ」を打ち込む。ただやはり「ねむりターン」が減少してるのは痛いか。


・ダブル

ダブルでのバタフリーはシングルよりも有用な補助技が少し増える。
ただこのポケモンでやる必要があるのかどうかをちゃんと考えてから使わないとならないことが大半で、ダブルではさらに見かける数が少ないだろう。

努力値
こちらも基本的にはCSもしくはHSに全部振ってしまって構わない。

・技構成
基本的にシングルで紹介した技をそのままダブルにも流用できる。
さらに追加で紹介する。

スキルスワップ
お互いの特性を入れ替える。用は交換相手に「ふくがん」を渡すという行動がバタフリーにしかできず、これだけでこのポケモンの個性を出すことが可能なのだがそこまでして命中を上げて打ちたい技も無い気がする。

・技構成例

ねむりごな、しびれごな、まもる、スキルスワップorむしのさざめき
きあいのタスキ

補助で相手をかく乱する方法はシングルと一緒。
ただダブルバトルは対象が2体な為、その間に片方に攻撃を食らうとすぐ落ちてしまう。それで「きあいのタスキ」。この持ち物はほぼ必須といっていいだろう。


次回はスピアーについて書きたいと思います。